カテゴリ: "painter"
パッション
メル・ギブソンのジーザス受難映画「パッション」観たり。
劇中に出てくるサタンがゴスぽくてカッコいい。聖母マリア役の女優さんが
キレイ。
ハナシはあってないようなゴアな拷問絵巻かと。
アメリカで信者のおばあさんが卒倒・絶命したらしいのも、むべなるかな。
ボッシュの絵画「十字架を担うキリスト」を動画にしたような
醜悪な人々がようけ出てくる。やや奇形的というか。
分かりやすく言うと「キャノンボール」である意味アナリストというか
肛門科医師だったジャック・イーラムみたいなカンジなり。
いちばんビビったのは、ローマ帝国の刑吏っつーのか、そいつらが全員
なんとオシャレな"彬巻き"で統一してたこと。
彬巻きの起源は、じつは古代ローマ帝国だったのダッ!
ジーザスの連想でギャヴィン・ブライアーズwithトム・ウェイツ
「イエスの血は決して私を見捨てたことはない」
とあるフィルムのカットされた部分にたまたま収録されとった、どっかの
じいさんが口ずさんだ「Jesus' blood never failed me yet」という
宗教歌の一節をサンプリング、ひたすら繰り返されるそれのループに
トム・ウェイツの歌とオーケストレーションが次第にからんで
渾然一体と高まる実験的な音楽。
今回の絵はPainterクラシック+マウス(冒頭のサムネイルクリックで拡大 ↑)
こういう太い線でざっくり描くのもイイな。
試験運用 day 4
Painter続き
下方向にもうちょっと脚を描きたい気がして、キャンバスを下方向に
800ピクセルぐらい継ぎ足し。デジタルならではの手軽さナリ。
つねにPCのモニタで見るわけもいかんので、とりあえず絵をA4コピー用紙を
横向きにしてちっさくプリントアウト。
なにかにつけてソレ見つつ、あれこれ吟味ス。写真は出先で発見した
オリエンタル グァバ。なつかしい。
プリントは、さいしょの線画から完成までHDD上のデジタル情報としてしか
存在(?)しないワタクシの絵が、具体的な形をとってこの世に現出する
はじめての瞬間でもある。
あらたなアイディア、ポーズの変更を思いつけばプリントアウトした
紙の余白に描く。
新しく付け加えたり描き加えたりしたら、裏から透かしてみて
バランスを考えたりする。ちなみに描き加えた絵をスキャンして
再利用するワケではない。
絵によってはプリントアウト、それに描き加え、また吟味を何度も繰り返す。
ワタクシの場合、だからなかなか案が定まらん絵は、そのプリントアウト量の
多寡でわかる。
ふたたびPainterを立ち上げて続き。
と、ここでCDでも聴きつつ。
DWARVES「ブラッド、ガッツ&プッシー」「サンクス・ヘヴン・フォー・
リトル・ガールズ」「シュガー・フィックス(邦題 : 架空黙示録)」
SUB POPからの3枚。
サブ・ポップとボブ・サップって似てるな。ははは。
トラッシュ感あふれるファストなパンク。意外と正統派なR'n'Rと思う。
このなかでは2nd「サンクス・ヘヴン~」がスキかな。ハードコアな1stと
甲乙つけがたい。
絵を描いてる間は2ndをひたすらリピーツ。11曲入り18分7秒と短いので
すごい繰り返し量。
こないだDOLLを立ち読みしたら、こいつらの来日前インタビューが
載っててブライミーですよ。まだやっとったんかて !
シュガー・フィックスがラストアルバムだと思っとった。
何事も継続は力なりだなあ。
でPainter続き。背景、小物もろもろ、髪の毛など描いたり。
仕上げにはそれなりの時間をかける。
いまはフツーに見れても、一日おいて冷静に絵をみたらヒドイ有様だったなんて
のが最強にイヤだ、ハヅい。
タイトル忘れたけど、シオンの歌で "今日一番の宝はー、あしたぁ、クズかも
知んねえー"のフレーズが、こういうときいっつも頭に浮かぶね。
なので、仕上げの段階になったら、なるべく冷静に、第三者的に絵を見つつ
気づいた細部に手を加える。あえて意識的にノンビリとぼちぼちこなす。
第三者的にっつったって限度があるけど。
最後にサインして終わりナリ。
こうして、やっとこさ完成したブツをgalleryにて公開。
→
海女
いまはとりあえず公開しといて、あとでゆっくり今回の総括を考えとこう。
- おしまい -
試験運用 day 3
そういやコーレル日本法人設立のニュースがあったんだった。blogらしく時事ネタも書いとこ。
メディアヴィジョンからイー・フロンティアに移管した製品もあらためて
引き継がれ、今度からはコーレル・ジャパンで扱う由。
ほんで待望のPainter IX 日本語版も3/4にようやくリリース。
しかし英語版リリースから、日本語ローカライズしてのリリースに
こんなにラグがあると、将来のパッチやマイナーアップデートに
一抹の不安をおぼえるのう。
さて前回の続き。
ウーララ、行き詰まりだマザファッカ。
とりあえず当初の目的の腰回り塗り続行。良さげな案が出てくるまで
ひつこいくらい塗りまくり。
と、ここでCDを聴きつつ。
LAETHERFACEのレイティストな「DOG DISCO」、Oi-Melz「verfluchte Oimelz」
前者のジャケはクラクラするほどヘボいけど、鳴り響くメロディは
間違いなくLEATHERFACEワールドなワケですよ。
まあ正直前作「HORSE BOX」の方がスキかな・・。前作収録の
シンディ・ローパー"トゥルー・カラーズ"のカバーは
スローバラード風の原曲をロック調に渋くアレンジしてFrankieが切々と歌う
イイ曲なり。
しかしこうしてあらためて考えると、にわかに動物づいたアルバムタイトル
だなあ。
後者はドイチェのOi バンド。Vo.がLEATHERFACEのFrankieさながらの
哀愁ボイス。結構にてる。
サウンドも疾走感と情感があってカッコいい。ただいわゆるOiか、というと
シンガロングな要素は薄いというか、ぽくない気がしなくもない。
ちなみにOiといえば、LEATHERFACEは英のOi バンド ANGELIC UPSTARTSの
トリビュート盤「We Are The People」に参加して
"Teenage Warning"カバーを披露している。なんでだろうな。
さてハナシは絵に戻って、いっかな良さげな案は浮かばズ。
と、ここで空飛ぶモンティ・パイソン 第2シーズン DVDでも観つつ。
スパームスパームスパームのスケッチ(コント)があるヤツ。
絵とは微塵も関係ねー時間を過ごしたノチ、描きかけの絵を眺めてて
ちょっと思いつく。それにあわせて左手を描き直し。
イクイップメンツをでっち上げつつ、さらに描き込む。
たいがいは不透明ブラシでコテコテ塗る。エアブラシも併用して、というか
メキメキ多用ス。
不透明度を下げて、裏が透けて見えるうすーいティッシュを幾重にも
重ねるみてえに紗をかけるみてえに、色を重ねる。
描いてるのは2Dだけど、こういう肌触りとしてのテクスチャを
重ねて重ねて、無いに等しいくらいの薄い奥行きを持たせるような作業は
X、Yしかない平面の絵の、ある意味Z軸だろうかと思う。
気分的な問題だけど。
あとは背景にカンタンなの描けばオーケーぽい。
うーむむ、とりあえずええん違う。
さてこれでblogが今現在の絵の進捗状況に追いついた。
今回オンライン上にアップした絵の状況は、まさにワタクシのローカルのソレと
等しい。
なので以降はほんとのリアルタイム更新に。
まあCD、DVD、本その他のネタで更新するかも。
刮目して待て !
- つづく-
試験運用 day 2
前回のつづき
次いで、Painterの水彩で肌の色をぺたぺた塗る。
こっちからこんな光が当たって、こっちはこんな光だなあ
そうするとここら辺は影になりよんな、と想像しつつ色塗り。楽しい。
コレはある意味ままごとのようだと思う。
ホントはそこにはナニもないのに、いま描いてる対象があるフリをして
あたかも目の前に見えてるフリで、それを見ながら描いてゆくカンジ。
ブルシッツというか、まさに絵空事。
でもそうやって描いてワタクシの絵がリチャード・コーベンや
アレックス・ロス並に、あるいは3DCGみてえに正確で立体感ばりばりに
なるかっつったらサッパリ無い。あくまで気の持ちようなワケで。
この作業中ナニ聴いてたかな。
たぶんLEATHERFACE「THE LAST」かトム・ウェイツ「アリス」か
「リアル・ゴーン」国内盤だったと思う。
「リアル・ゴーン」収録2曲目"ホイスト・ザット・ラグ"はでらカッコええ。
筆運びもはかどろうというもの。
関係ないけど、ラジオで聴いた J Five feat. Charlie Chaplin
「モダン・タイムス」という曲がイイ。極めてイイ。というかむしろ
ラップ部分いらネー気も。
エルヴィスの「ア・リトル・レス・カンヴァセーション」JXLミックスみてえに
ただリミックスして欲しいカンジですよ。
水彩の色塗りがそこそこ出来上がったら乾燥さす。
画材シミュレートのナチュラルメディアが売りのPainterだけど
乾燥は不自然なまでの速乾性。ははは。
乾燥さしたったら、下絵の段階でエー加減に残った無駄な線と
残したい主線を選びつつ整理しつつ消す/塗りつぶす。
ワタクシの場合は水滴ブラシかオイル・パステルをこの用途に用いる。
気分によっては雑な線を残してもイイ気がするときもある。
肌の色をだいたい塗ってなんとなく満足。
ある疑念が頭をもたげてくる。
はて、コレは全体としていったい何の絵 ?
と、筆を止めてしばし煩悶、事ここに至って描き始める前段階での
もっとも大事な"構想"の、そもそものいい加減さが災い。
ちゃっちゃか描き始めず、前もってちゃんと考えとけばよかった
といつも思うワタクシ。ご利用は計画的に的だ。
- つづく -
試験運用 day 1
というワケでさっそく試験運用ハズビガン。
今回の絵は、現段階ですでに塗りが進んでしまってるので
別名保存でとっといた最初のファイルから順に貼っ付け。
故に以下はリアルタイムの工程に非ズ。
まずはじめに。
女性の腰のくびれを描きたしと欲求を発す。
かといって、そのまま腰回りだけ描いたとしても、それでは文字通り
絵にならないというかそれじゃ単なる練習の絵ナリ。
腰回りを描く目的を満たしつつ、なんとなーく絵になるような
全体図を考える。
あれこれ考えるも良さげなアイディアが浮かばない。
と、ここでCDでも聴きつつ。
レイチェル・ヤマガタ「ハプンスタンス」国内盤。
関係ないけど、このアルバムを聴いてるとつぎにスティーナ・ノルデンスタムが
聴きたくなる。ワタクシが持ってんのは下の国内盤2枚。
ほんでアレコレ考えるのがめんどくさなってカリカリ描き始める。
描けよ、描けば分かるさ。Painter 6.1E+タブレット。
このとき鉛筆を選んでおいて、線画を描き上げるあいだはパレット類なんざ
非表示。
常時パレットを表示してると作業画面が狭くなるし、カラーホイールを見ると
鉛筆の白黒も早々に切り上げ、はやく色が塗りたくて辛抱たまらんよーなって
もーてワヤヤん。
いまの場合は、キャプチャのためにパレット類を表示さしたるけど
線画だけ描く場合にはいらんとですよ。
で、黙々と下絵を描く。もーええかないうところでフィニート。
つづいて色塗り。
- つづく -
構想を練る
blogとwebページとの連携あるいは差別化を考える。
いま仮に考えるのは、blogというからにはなんらかのログにならんければ
ナニなワケで、いまPainterで描いてるワタクシの絵の進捗状況を
サムネイルサイズかクロップした部分表示でアップしていけばええかなあ、
とぞ思う。
っつっても毎日絵をいじるわけでもないんで変化があったときだけ
そうしよう。予定として。
ようするにwebページの更新履歴と、アップする絵の工程を兼ねた
blogになるかと。
ほんで完成品は今まで通りwebサイトで公開、という運びに。
とりあえずこんなとこかな。
らんちう。Painterクラシック+マウス(サムネイルクリックで拡大 )