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屋根裏の忍者(仮称) day 1
次のPainter絵に着手。
タイトルは乱歩の「屋根裏の散歩者」にあやかって「屋根裏の忍者」。
ただし仮称。
過日購える芯ホルダー(400イェンくらいだったっけ)は廉価なれどスコブル
素晴らしい道具、ウェポム・オブ・チョイスであって、らくがき帳に
しゃかしゃか描くのがシャーペンより楽しい。
今回はあらかじめアナログで下絵を描いてみる。
下書きというからくがきをCD聴きつつ。
ふたたびDWARVES「THE DWARVES COME CLEAN」。

ポップというかキャッチー、ところどころサーフミュージックぽい気も。
まあ一番最初の「HORROR STORIES」も似たカンジだったし、このバンドの
ディスコグラフィを俯瞰したとき、むしろSUBPOP時代の1st、2ndだけ
突出してファストでトラッシュなR'n'Rという印象もあり。
前回、というか毎回、基本的な案をまとめる前から、描きたい部位から
描き始めて(なんせ早く色をぺたぺた塗りたいからな)、けっきょく
どんな絵なのか、全体像が自分でも分からんこと多し。
全体像をさいしょから考えてないんだから当たり前だケド。
この反省点をふまえ、前もってしっかり(それなりに)プランを練り下書き。
明暗と画面の配色を脳髄バックグラウンドでなんとなーく妄想しつつ
メインのタスクで下書きに専念。
おおよそ出来上がったら、この下書きを走査。そういえばスキャナーズDVD
単体売りはまだか畜生。

関係ないけど、きょう吉牛の1日限定解禁日で、どこも昼飯時の行列が
すごかったな。
どっかで大工のおっさんが吉野屋の店舗に車でつっこんだというニュースが。
なんでも食べにきて駐車しようとしたときに、アクセルとブレーキを
間違えた由。
ひょっとして、それは症状が既に・・・・?(なんつて)
- つづく -
芯ホルダー
DWARVESのレイテスト盤「THE DWARVES MUST DIE」聴き中。
うーむ、今現在こんなんなってたのか。SUBPOP時代がスキなワタクシには
残念感ややあり。

音の傾向は、かつての初期衝動的バンドサウンドから変化して
デジタル的というかサンプリング的というか音の種類が増えてるというか。
好意的に言えば、バラエティに富んでる、と言えなくもない。ファストじゃない
んだけど。
Painterゴッドサイダー吉井宏さんのblogでちょっとまえに知った
芯ホルダーと言うヤツを買いに行く。
なんでもでら描きやすいらしいので興味スィンスィン。
ワタクシは基本的にcopic multi liner 0.8mmというペンで
らくがきすること多くして、エンピツをあまり使わズ。
ペン以外使うとしたらPILOT 0.9mmのシャーペン。+ 練りケシ。
ワタクシが見にいった店は、芯ホルダーは三菱uniのヤツの
高いヤツと安いヤツで2種類のみ、ほか選択肢ナシ。
ナチュラルに安い方を引っ掴む貧乏人のワタクシ。芯が一本標準添付。
三菱uniエンピツの木の部分がそのままプラになったかのような一品。
へんなクリップがついとったけど、ジャマくさいのでコレヲ排除セリ。
シャープナーも買ったった。
芯をすこっと突き刺して回すと「サリッ、サリッ」と、やや不思議な感触で
削れる。おもしれーよコレたまんねーよ。
うえから、コピック 0.8mmペン、PILOT 0.9mmシャーペン、
ニューカマーの三菱uni芯ホルダー2.0mm、黒+青のが芯を研ぐシャープナー、
ナゾのうんこみたいなのは練りケシ。

こないだから早速らくがきに使ってるけど、たしかにシャーペンより
描きやすい。
安い芯ホルダーでこうなら、買わんかった高いほうとか他メーカーなら
より描き味がいいのかな? 買わんケド。
考えてみりゃ、お世辞にも描き味良好とは言い難いタブレットの
感触に慣れてしまうと、ささやかな手先の感覚も鈍りがちかも知れん。
余談ながらPainter作業環境は、タブレット感圧面上にケント紙かなんかの
イラストボード(厚さ1mmほど)を敷き、スタイラスペンの芯に径1.8mmの
竹ひごをカッターでしゃこしゃこ削って自作したヤツを
ぶっ刺して御座候。
試験運用 day 4
Painter続き
下方向にもうちょっと脚を描きたい気がして、キャンバスを下方向に
800ピクセルぐらい継ぎ足し。デジタルならではの手軽さナリ。
つねにPCのモニタで見るわけもいかんので、とりあえず絵をA4コピー用紙を
横向きにしてちっさくプリントアウト。
なにかにつけてソレ見つつ、あれこれ吟味ス。写真は出先で発見した
オリエンタル グァバ。なつかしい。

プリントは、さいしょの線画から完成までHDD上のデジタル情報としてしか
存在(?)しないワタクシの絵が、具体的な形をとってこの世に現出する
はじめての瞬間でもある。
あらたなアイディア、ポーズの変更を思いつけばプリントアウトした
紙の余白に描く。
新しく付け加えたり描き加えたりしたら、裏から透かしてみて
バランスを考えたりする。ちなみに描き加えた絵をスキャンして
再利用するワケではない。
絵によってはプリントアウト、それに描き加え、また吟味を何度も繰り返す。
ワタクシの場合、だからなかなか案が定まらん絵は、そのプリントアウト量の
多寡でわかる。
ふたたびPainterを立ち上げて続き。
と、ここでCDでも聴きつつ。
DWARVES「ブラッド、ガッツ&プッシー」「サンクス・ヘヴン・フォー・
リトル・ガールズ」「シュガー・フィックス(邦題 : 架空黙示録)」
SUB POPからの3枚。
サブ・ポップとボブ・サップって似てるな。ははは。
トラッシュ感あふれるファストなパンク。意外と正統派なR'n'Rと思う。

このなかでは2nd「サンクス・ヘヴン~」がスキかな。ハードコアな1stと
甲乙つけがたい。
絵を描いてる間は2ndをひたすらリピーツ。11曲入り18分7秒と短いので
すごい繰り返し量。
こないだDOLLを立ち読みしたら、こいつらの来日前インタビューが
載っててブライミーですよ。まだやっとったんかて !
シュガー・フィックスがラストアルバムだと思っとった。
何事も継続は力なりだなあ。
でPainter続き。背景、小物もろもろ、髪の毛など描いたり。





仕上げにはそれなりの時間をかける。
いまはフツーに見れても、一日おいて冷静に絵をみたらヒドイ有様だったなんて
のが最強にイヤだ、ハヅい。
タイトル忘れたけど、シオンの歌で "今日一番の宝はー、あしたぁ、クズかも
知んねえー"のフレーズが、こういうときいっつも頭に浮かぶね。
なので、仕上げの段階になったら、なるべく冷静に、第三者的に絵を見つつ
気づいた細部に手を加える。あえて意識的にノンビリとぼちぼちこなす。
第三者的にっつったって限度があるけど。
最後にサインして終わりナリ。
こうして、やっとこさ完成したブツをgalleryにて公開。
→
海女
いまはとりあえず公開しといて、あとでゆっくり今回の総括を考えとこう。
- おしまい -
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