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Painter IX導入セリ
Painter IX 英語版を導入したので、そのファーストインプレッションを
書いてみる。
※ワタクシはver.7、8はスキップしてるのでどれがIX以前に搭載された機能で
どれが今バージョンの新機能かを知らずに書いている。悪しからず。念のため。
来る3/4には日本語版が予定されているこの時期にわざわざ
英語版を選択したのは、パッチのローカライズに無駄な心配をせんで/待たんで
済むという一点に尽きる。
というか、いっそ洋ゲーによくあるような、日本語マニュアル付き英語版の
Painter パッケージも売ってくれcorel。
Painter IX パッケージ外観。

不細工な箱をあけるとむき出しのアプリケーションCD-ROMと
リング綴じガイドブックあり。
このCD-ROMがクセ者ですよ。段ボール様の紙上にプラのポッチで
マウントしたるだけ。
ところがCDメディアが割れるんじゃないかっつーほどリキ入れて持ち上げても
中央のポッチが深く噛んでてなかなか外れねーんだよド畜生。
以前の缶パッケージはフタがひん曲がるくらいゴリゴリやらな開かんかったケド
今回は今回でメディアが実際曲がるほど持ち上げてもいっかな外れズ。
ナメとるんかて ! マーッ !
結局、中央部分のポッチを手近なペンのケツでぎゅーって押しつつ
もう片手でシュワっと外して事なきを得。
中央のプラのポッチの加圧した箇所が白く変色しちゃった。げんくそ悪。
もしもパッケージみてえな九本指だったら、ワタクシみてえに両手でやらんでも
タコみたいにグネグネして片手でアッサリ外せるノニ。
あ、そうか、この九本指デザインはそういう意味に違いない(多分) !
くっそーcorelめ。なんてちゃっかり屋さんなんだ。
妄言は置いといて、とっととインストール作業。特筆のことナシ。
- つづく -
芯ホルダー
DWARVESのレイテスト盤「THE DWARVES MUST DIE」聴き中。
うーむ、今現在こんなんなってたのか。SUBPOP時代がスキなワタクシには
残念感ややあり。

音の傾向は、かつての初期衝動的バンドサウンドから変化して
デジタル的というかサンプリング的というか音の種類が増えてるというか。
好意的に言えば、バラエティに富んでる、と言えなくもない。ファストじゃない
んだけど。
Painterゴッドサイダー吉井宏さんのblogでちょっとまえに知った
芯ホルダーと言うヤツを買いに行く。
なんでもでら描きやすいらしいので興味スィンスィン。
ワタクシは基本的にcopic multi liner 0.8mmというペンで
らくがきすること多くして、エンピツをあまり使わズ。
ペン以外使うとしたらPILOT 0.9mmのシャーペン。+ 練りケシ。
ワタクシが見にいった店は、芯ホルダーは三菱uniのヤツの
高いヤツと安いヤツで2種類のみ、ほか選択肢ナシ。
ナチュラルに安い方を引っ掴む貧乏人のワタクシ。芯が一本標準添付。
三菱uniエンピツの木の部分がそのままプラになったかのような一品。
へんなクリップがついとったけど、ジャマくさいのでコレヲ排除セリ。
シャープナーも買ったった。
芯をすこっと突き刺して回すと「サリッ、サリッ」と、やや不思議な感触で
削れる。おもしれーよコレたまんねーよ。
うえから、コピック 0.8mmペン、PILOT 0.9mmシャーペン、
ニューカマーの三菱uni芯ホルダー2.0mm、黒+青のが芯を研ぐシャープナー、
ナゾのうんこみたいなのは練りケシ。

こないだから早速らくがきに使ってるけど、たしかにシャーペンより
描きやすい。
安い芯ホルダーでこうなら、買わんかった高いほうとか他メーカーなら
より描き味がいいのかな? 買わんケド。
考えてみりゃ、お世辞にも描き味良好とは言い難いタブレットの
感触に慣れてしまうと、ささやかな手先の感覚も鈍りがちかも知れん。
余談ながらPainter作業環境は、タブレット感圧面上にケント紙かなんかの
イラストボード(厚さ1mmほど)を敷き、スタイラスペンの芯に径1.8mmの
竹ひごをカッターでしゃこしゃこ削って自作したヤツを
ぶっ刺して御座候。
パッション
メル・ギブソンのジーザス受難映画「パッション」観たり。
劇中に出てくるサタンがゴスぽくてカッコいい。聖母マリア役の女優さんが
キレイ。
ハナシはあってないようなゴアな拷問絵巻かと。
アメリカで信者のおばあさんが卒倒・絶命したらしいのも、むべなるかな。
ボッシュの絵画「十字架を担うキリスト」を動画にしたような
醜悪な人々がようけ出てくる。やや奇形的というか。
分かりやすく言うと「キャノンボール」である意味アナリストというか
肛門科医師だったジャック・イーラムみたいなカンジなり。
いちばんビビったのは、ローマ帝国の刑吏っつーのか、そいつらが全員
なんとオシャレな"彬巻き"で統一してたこと。
彬巻きの起源は、じつは古代ローマ帝国だったのダッ!
ジーザスの連想でギャヴィン・ブライアーズwithトム・ウェイツ
「イエスの血は決して私を見捨てたことはない」

とあるフィルムのカットされた部分にたまたま収録されとった、どっかの
じいさんが口ずさんだ「Jesus' blood never failed me yet」という
宗教歌の一節をサンプリング、ひたすら繰り返されるそれのループに
トム・ウェイツの歌とオーケストレーションが次第にからんで
渾然一体と高まる実験的な音楽。
今回の絵はPainterクラシック+マウス(冒頭のサムネイルクリックで拡大 ↑)
こういう太い線でざっくり描くのもイイな。
試験運用 day 4
Painter続き
下方向にもうちょっと脚を描きたい気がして、キャンバスを下方向に
800ピクセルぐらい継ぎ足し。デジタルならではの手軽さナリ。
つねにPCのモニタで見るわけもいかんので、とりあえず絵をA4コピー用紙を
横向きにしてちっさくプリントアウト。
なにかにつけてソレ見つつ、あれこれ吟味ス。写真は出先で発見した
オリエンタル グァバ。なつかしい。

プリントは、さいしょの線画から完成までHDD上のデジタル情報としてしか
存在(?)しないワタクシの絵が、具体的な形をとってこの世に現出する
はじめての瞬間でもある。
あらたなアイディア、ポーズの変更を思いつけばプリントアウトした
紙の余白に描く。
新しく付け加えたり描き加えたりしたら、裏から透かしてみて
バランスを考えたりする。ちなみに描き加えた絵をスキャンして
再利用するワケではない。
絵によってはプリントアウト、それに描き加え、また吟味を何度も繰り返す。
ワタクシの場合、だからなかなか案が定まらん絵は、そのプリントアウト量の
多寡でわかる。
ふたたびPainterを立ち上げて続き。
と、ここでCDでも聴きつつ。
DWARVES「ブラッド、ガッツ&プッシー」「サンクス・ヘヴン・フォー・
リトル・ガールズ」「シュガー・フィックス(邦題 : 架空黙示録)」
SUB POPからの3枚。
サブ・ポップとボブ・サップって似てるな。ははは。
トラッシュ感あふれるファストなパンク。意外と正統派なR'n'Rと思う。

このなかでは2nd「サンクス・ヘヴン~」がスキかな。ハードコアな1stと
甲乙つけがたい。
絵を描いてる間は2ndをひたすらリピーツ。11曲入り18分7秒と短いので
すごい繰り返し量。
こないだDOLLを立ち読みしたら、こいつらの来日前インタビューが
載っててブライミーですよ。まだやっとったんかて !
シュガー・フィックスがラストアルバムだと思っとった。
何事も継続は力なりだなあ。
でPainter続き。背景、小物もろもろ、髪の毛など描いたり。





仕上げにはそれなりの時間をかける。
いまはフツーに見れても、一日おいて冷静に絵をみたらヒドイ有様だったなんて
のが最強にイヤだ、ハヅい。
タイトル忘れたけど、シオンの歌で "今日一番の宝はー、あしたぁ、クズかも
知んねえー"のフレーズが、こういうときいっつも頭に浮かぶね。
なので、仕上げの段階になったら、なるべく冷静に、第三者的に絵を見つつ
気づいた細部に手を加える。あえて意識的にノンビリとぼちぼちこなす。
第三者的にっつったって限度があるけど。
最後にサインして終わりナリ。
こうして、やっとこさ完成したブツをgalleryにて公開。
→
海女
いまはとりあえず公開しといて、あとでゆっくり今回の総括を考えとこう。
- おしまい -
試験運用 day 3
そういやコーレル日本法人設立のニュースがあったんだった。blogらしく時事ネタも書いとこ。
メディアヴィジョンからイー・フロンティアに移管した製品もあらためて
引き継がれ、今度からはコーレル・ジャパンで扱う由。
ほんで待望のPainter IX 日本語版も3/4にようやくリリース。
しかし英語版リリースから、日本語ローカライズしてのリリースに
こんなにラグがあると、将来のパッチやマイナーアップデートに
一抹の不安をおぼえるのう。
さて前回の続き。
ウーララ、行き詰まりだマザファッカ。
とりあえず当初の目的の腰回り塗り続行。良さげな案が出てくるまで
ひつこいくらい塗りまくり。

と、ここでCDを聴きつつ。
LAETHERFACEのレイティストな「DOG DISCO」、Oi-Melz「verfluchte Oimelz」

前者のジャケはクラクラするほどヘボいけど、鳴り響くメロディは
間違いなくLEATHERFACEワールドなワケですよ。
まあ正直前作「HORSE BOX」の方がスキかな・・。前作収録の
シンディ・ローパー"トゥルー・カラーズ"のカバーは
スローバラード風の原曲をロック調に渋くアレンジしてFrankieが切々と歌う
イイ曲なり。
しかしこうしてあらためて考えると、にわかに動物づいたアルバムタイトル
だなあ。
後者はドイチェのOi バンド。Vo.がLEATHERFACEのFrankieさながらの
哀愁ボイス。結構にてる。
サウンドも疾走感と情感があってカッコいい。ただいわゆるOiか、というと
シンガロングな要素は薄いというか、ぽくない気がしなくもない。
ちなみにOiといえば、LEATHERFACEは英のOi バンド ANGELIC UPSTARTSの
トリビュート盤「We Are The People」に参加して
"Teenage Warning"カバーを披露している。なんでだろうな。
さてハナシは絵に戻って、いっかな良さげな案は浮かばズ。
と、ここで空飛ぶモンティ・パイソン 第2シーズン DVDでも観つつ。
スパームスパームスパームのスケッチ(コント)があるヤツ。

絵とは微塵も関係ねー時間を過ごしたノチ、描きかけの絵を眺めてて
ちょっと思いつく。それにあわせて左手を描き直し。

イクイップメンツをでっち上げつつ、さらに描き込む。

たいがいは不透明ブラシでコテコテ塗る。エアブラシも併用して、というか
メキメキ多用ス。
不透明度を下げて、裏が透けて見えるうすーいティッシュを幾重にも
重ねるみてえに紗をかけるみてえに、色を重ねる。
描いてるのは2Dだけど、こういう肌触りとしてのテクスチャを
重ねて重ねて、無いに等しいくらいの薄い奥行きを持たせるような作業は
X、Yしかない平面の絵の、ある意味Z軸だろうかと思う。
気分的な問題だけど。
あとは背景にカンタンなの描けばオーケーぽい。
うーむむ、とりあえずええん違う。
さてこれでblogが今現在の絵の進捗状況に追いついた。
今回オンライン上にアップした絵の状況は、まさにワタクシのローカルのソレと
等しい。
なので以降はほんとのリアルタイム更新に。
まあCD、DVD、本その他のネタで更新するかも。
刮目して待て !
- つづく-