カテゴリ: "movies"
迎春 2014
迎春 2014
inkscape + painter12.2 oil pasel,airbrush
みなさま遅ればせながら新年でございます。きのえうま。
午年につきイエローのフォード マスタング(=野生馬) マッハ1(? もでてくる
タランティーノの映画デスプルーフがモチーフ。
この映画でカートラッセル演じるスタントマンマイクマッケイが
カスタムしたダッジチャージャー車内でフォアローゼスらっぱ飲みする
くだりがあるんだけどそのときにバーボンのボトルがせまい車内の
ロールバーにあたっていちいちかきんって音するのが無性におもろい。
ははは
黒目の絵あらため矢絣できあがり
矢絣 黒目の絵(仮称)あらため矢絣でございます。corel painter12.2、オイルパステル。
ワタクシてきにはこのひとこそ特撮の神さまハリーハウゼンがご逝去の報。 享年92。
http://www.guardian.co.uk/film/2013/may/07/ray-harryhausen-dies (the guardian uk)
かいつまんでみてみると フルネームはレイモンド・フレデリック・ハリーハウゼン。
その卓越した想像力に見合う優れた脚本やキャスティングに恵まれていた
わけではなかった映画人としての人生はときに忸怩たるものがあった。
ローレンス・オリヴィエら名優陣を迎えて製作されキャリア最後の作品となった
「タイタンの戦い」に至ってイマジネーションと人間ドラマの融合は ついに果たされたのである。
手掛けたクリーチャーでいちばんお気に入りはと聞かれこう返したという。
「タイタンの戦いのメドゥーサになるかな。 これはほかのクリーチャーのやつらには内緒にしといてくれよ」
なんか職人魂と自身のすべてのキャラへの愛をかんじる返しだと 思います。
r.i.p.
映画 300 スリーハンドレッド
観たり。
ストーリー的には目も当てられねえ 。
あからさまにスパルタを現代のアメリカになぞらえてて反吐がでる。
スパルタをふくむギリシア、ローマ文明を先進的に描いて、対する
ペルシア、中東を野蛮、暗黒に描くけど当時は中東のほうが進んでて
西欧は後進国だった。はず。
ヒトラーも誇りにしていたローマ帝国の内訳は、いまのイタリアの
西ローマ帝国があっさり滅んだのに対し、いまのトルコあたりに位置した
東ローマ帝国のほうが1000年続いたわけで。
いわば輝かしきローマ帝国というタイトルは中東に冠せられて然るべきだ。
地理的にいうなら。
キリスト教も中東発祥だしな。
隣り合うイスラム教徒と意外にも共生していた東ローマの首都
コンスタンティノポリスは、よりによって西ヨーロッパから侵略した
おなじキリスト教徒の十字軍の手で破壊、略奪されている。
やってることがむちゃくちゃなのはヨーロッパでっせ
じっさいのはなしが。
ところがビジュアル的には静謐な舞台劇のごときライティングが
スパルタンなまでに美しい。
なんじゃあこりゃーという感触は、おなじフランク・ミラーの
「シン・シティ」よりピトフの「ヴィドック」に近いと思う。
ハイスピードがかっこええ戦闘シーンでは人体切断の連続にも関わらず、
地面にほとんど血だまりが出来ていない。
斬首の本とか読むと、出血は意外にも少ないのがほんまとか。
切断されたまわりの傷口の筋肉がむくむく盛り上がって
切断面を素早くふさいでしまうんだそうな。
人体のメカニズムでしょうか。
この映画はそういうリアリズムというよりレイティングの関係かも
知れんけど。
そういうわけで映画 300 スリーハンドレッド のらくがき。
題して
「隠し砦の三百人」
ははは。
Tex Avery DVDボックス
ヒェーハー !
「Tex Avery - Coffret Collector Limite' 5 DVD」ついにゲッツ。
5枚組DVDボックス、フランス PAL盤。ワーナーから。
ガワの紙ジャケはずしたブック型缶ケースのなかにデジパックつづら折りで
5枚収納されとります。
画像手前は「シンフォニー・イン・スラング」の絵コンテ集ブックレット。
ちょっと前まで生産終了だったやつで今回ワタクシが買ったのも
リミテッドエディションてなってるけど、これ自体が再販盤みたいだから
完全に限定生産でもねえのかな。知らんけど。
いま現在、輸入DVDショップとかAmazon.frでストックありだから
カートゥーン野郎は行っとくべきなんだよ。
テックス・エイヴリー(エイヴェリー?)と言って知らん人も
テレビでやってた「トムとジェリー」の真ん中のハナシ、といえば
お分かりになる年代の人も多いであろう作品群の生みの親ですよ。
本国アメリカではこういう作品集がビデオ/LDリリースオンリーらしくて
DVDボックスで欲しかったらフランス盤しかねーのね。
(少なくとも現時点では)
ただ残念なことに、字幕が英語無し/フレンチのみなので、せりふの多い
とこは英語ヒアリングを頑張るしかありまっせん。
おんなしエディションの国内盤が出て欲しいのう。
ちょっとググったところ、このフランス盤にはふたつのハナシが
欠落しているとか。(LD盤とくらべてかな)
Uncle Tom's Cabana と Half Pint Pygmyというやつ。
ピグミーというタイトルから察するに土人ネタかしら。
ワーナーの見解として、これらは将来においても日の目を見ることのない、
いわゆる封印作品になるらしい。YouTubeにもないっぽい。
でもIMDbで調べれるのと比較するに、上記2作品以外にも
入ってないのがちらほらあるくさい。
また、このDVDボックスは元素材のレストアはされてなくて
将来にも、主にコスト面の問題から、レストアされる予定は無いらしい。
クライテリオンがやってくれねえかな。
ちなみにDVDボックス収録タイトルは
DISC 1
1.The Blitz Wolf
2.The Early bird dood it
3.Dumb Hounded
4.Red Hot Riding Hood
5.Who killed who ?
6.One ham's family
7.What's buzzing buzzard
8.Screwball Squirrel
9.Batty baseball
10.Happy-go-nutty
11.Big heel whata
12.The Screwy Truant
13.The shooting of Dan McGoo
14.Jerkey Turkey
15.Swingshift Cinderella
16.Wild and woolfy
DISC 2
1.Lonesome Lenny
2.The Hick-chick
3.Northwest hounded Police
4.Henpecked Hoboes
5.Hound Hunters
6.Red hot rangers
7.Slap happy lion
8.King size canary
9.What price fleadom
10.Little tinker
11.Luck ducky
12.The Cat that hated people
13.Bad luck Blackie
14.Sen~or Droopy
DISC 3
1.The House of tomorrow
2.Doggone tired
3.Wags to riches
4.Little rural riding hood
5.Outfoxed
6.The Counterfeit cat
7.The Ventriloquist cat
8.The Cuckoo clock
9.The Garden gopher
10.The Chump champ
11.The Peachy cobbler
12.Cock-a-doodle-dog
13.Daredevil Droopy
14.Droopy's good deed
15.Symphony in slang
16.The Car of tomorrow
DISC 4
1.Droopy's double trouble
2.Magical Maestro
3.One cab's family
4.Rock-a-bye-bear
5.Little Johnny Jet
6.The TV of tomorrow
7.Three little pups
8.Drag-a-long Droopy
9.Billy Boy
10.Homesteader Droopy
11.The Farm of Tomorrow
12.The Flea circus
13.Dixieland Droopy
14.Field and Scream
15.The first bad man
16.Deputy Droopy
17.Cellbound
DISC 5
Bonus disk
Tex Avery ドキュメンタリ (? まだ観てない…)
参考までに。
ヒトラー 最期の12日間/Der Untergang
「ヒトラー 最期の12日間」(原題 : Der Untergang)観たり。
ブンダバー。
原題は没落、陥落という意味らしく、すなわちベルリン陥落かしら。
ブルーノ・ガンツ演じるヒトラーにはふしぎな説得力、思わず引き込まれる
存在感がある。つまりブルーノ・ガンツがすげえんだなあ。
キャスティングの似具合は私見ではヒムラーとゲーリングは似てる、
ゲッベルスが似てない。目がくりくりっとしてあれじゃカリメロですよ。
ゲッベルス夫人がゴリゴリのナチズム信奉者で言動がコワイ。
劇中でヒトラーとシュペーアのふたりだけ
ゲッベルス夫人とシュペーアのふたりだけの会話シーンなどの、
ひょっとしてシュペーアの証言だけに頼らざるを得ないのかなちゅう部分で
シュペーアの言うことがちょっと善人すぎる。気がする。
映画原作知らんから独断で言うけどが。
ところで今作の恐怖が生々しいのは国民が戦禍に呻吟するのも
(ヨーゼフ・ゲッベルス言うところの)
「自分たちで選んだ道、自業自得だ。同情しないね」という論理。
多数決というものの極論で、ひとつの真理だなあ、と思ったり。
利益誘導のために支持する半数のために、支持しない半数が黙らされ
従わされる仕組みといえますよ。
でも、こんにちでもこれを民主的というわけで。
というわけで「ヒトラー 最期の十二日間」の絵。
の、簡単な制作過程など。
まず白黒でざっくり描く。スクラッチボードツールで。
ある程度描いて、つぎにスクラッチボードレイキというブラシで
なんかそれっぽくしゃしゃしゃっと線を足してゆく。
なんとなくそれっぽくなったら水彩で彩色。
さっくりぺったり塗り残しもなんのそのの方向で。
出来上がり。
Painter IX.5 スクラッチボードツール+スクラッチボードレイキ+透明水彩。
ナポレオン・ダイナマイト/Napoleon Dynamite
ビデオスルー映画「ナポレオン・ダイナマイト」観たり。でら面白いよ。
22日間で撮って、興行収入45億円(アメリカ国内のみ)近くを稼ぎだした
おどろきの激安ぼんくら映画。
しかし邦題が「電車男」に便乗して「バス男」…。
ナポレオン・ダイナマイトは本作の主人公の名前。
片田舎の冴えない高校生活、ジョックスにいびられる毎日。
このままじゃダメだ、なんとかしなきゃ、みたいな一念発起は特にしない
スプレンダーなストーリー。
「ダイナマイト刑事」とか「ダイナマイトどんどん」とかダイナマイトって
言葉にはハートに火を付ける響きがある、ロマンがある。
が、ヘンな邦題つけやがったスカムバッグには、そこらへんの機微が
分からんようだ。デーム。
ちなみに、映画が各フィルムフェスティバル、ボックスオフィスで
ブッちぎりに絶好調なのに目を付けたFOXは、エンドクレジット後の
シーンを新たに撮らせた。
その五分間の後付シーンだけで、映画全体の制作費の半分の
費用をかけたそうな。(IMDb.comトリビア参照)
というわけでナポレオン・ダイナマイト(ジョン・ヘダー)。
Painter 9.1 スクラッチボードツール。